第3回 ダンボール

中国に帰国する友達が、荷物をつめて中国に送りたいと、職場でダンボールを探していました。倉庫に大きくて頑丈そうなのもいくつかあり、私も探すのを手伝いましたが、友達は

「どれもこれもダメ!使えない!」 と。

「なんでよ?結構頑丈そうにできてるじゃない」

「どれも二重になってない!中国のダンボールは、すごく頑丈なの。こういう郵便で送るためのダンボールは全て二重になってるのよ」

ダンボールの厚みをよく見てみると、確かにそこにあるダンボールは友達の言うように二重にはなっていませんでした。

 

私も翌日友達の家で中国の輸送用のダンボールを見てなるほどと思ったのですが、写真のように、ダンボールの紙が二重に作られているのです。そして、横も全部大きなホチキスのような金具でしっかり止められています。

 

そういえば、留学中や旅行中に中国から荷物を送ろうとしたとき、郵便局で箱を買ったら、ものすごく頑丈にできていたことを思い出しました。その箱はプラスチックでできたしっかりとしたもので、船便で一ヵ月半海上や陸路を運ばれてきたにも関わらず、どこも壊れてはいませんでした。(が、日本についてから処分するときに大変苦労しました。)

 

中国国内での輸送の仕方は、日本に比べると非常に・・・乱暴です。郵便のトラックから、ぽ~んぽ~~んと地面に叩きつけるように荷物を降ろしているのをよく見かけました。(下で受け取る人はいません。直接地面にです。)割れ物指定をしたとしても、中国なら同じことをするでしょうね・・・。(その前に割れ物指定ってできるのかも疑問です。)

 

留学するときに、日本から中国に荷物を送り、届いたと連絡があったので国際郵便局までとりに行ったら(昔は外国からの荷物は、郵便局から到着の通知を受けたら国際郵便局までとりに行かなければならなかった)ダンボールが、ラグビーボールのような形に変形し、中から洋服の袖がいくつもびよーんと飛だし、お菓子の袋が破裂して、全てがお菓子のかけらまみれになっていたことがあります。自分の荷物だとは信じられなくて、「私のじゃない!」と叫びたくなりました。また、中国から送ったときには、箱はなんでもなかったのですが、コンタクトレンズの液体のボトルが破裂して、中のものがびしょぬれになっていたことがあります。

 

こういうことがあるので、箱は頑丈でなければならず、中国国内での輸送用のダンボールは全て二重になっているのです。友達が日本の箱はどれもダメ、と言ったのがよくわかりました。日本では運搬が丁寧なので、一重の箱でも問題ないのですが・・・。しかし、郵便局やホー●ックなどでもダンボールを探しましたが、二重になっているダンボールを見つけることはできませんでした。結局友達は、普通のダンボールに荷物をつめて送ることに。

「なんとか無事に着きますように・・・」

荷物を出した後、友達は祈るように呟いていました(笑)