第9回 誕生日

新琴似ナビをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。

今年も新琴似ナビと、この「ご飯食べた?」のコラムをよろしくお願い申し上げます。

 

実は…私は元旦が誕生日で、年があけるとともに、一歳年をとりました。

 

中国や韓国では元旦より旧正月のほうに重きを置いており、日本のように元旦が一年の始めの特別な祝日…というよりは、年が変わる短い連休(たいてい1日から3日は休み)くらいにとらえられています。そのあとの旧正月を盛大に祝うため、元旦には特になにもしません。

 

私は自分の誕生日が、新年を祝う特別な日だということを小さいときから感じていました。(昔は元旦にお店が開いていなくて、誕生日にケーキを食べたことがなかったり、お年玉の袋に「お誕生日おめでとう」と書かれているだけでプレゼントがなかったり、「あけまして」のほうが強くて、私の誕生日だということを親戚も家族も友達も忘れていることはありましたけど…(笑)

 

韓国でも中国でも誕生日を迎えたことがありますが、その前日まで学校があったり、世の中が普通の平日と同じように動いているのを見て、日本では誕生日の数日前からお休みで、ゆったりとした気持ちで元旦を迎えられるのに…と、なんだか不思議で、さびしいような気持ちになったのを思い出します。

 

韓国では、誕生日にわかめスープを飲む習慣があります。韓国ではお母さんが赤ちゃんを産んだ後、しばらく滋養強壮のためわかめスープを飲む習慣があり、そのわかめスープを誕生日に飲むことで、自分を生んでくれた母親に感謝の気持ちを示す意味があると言われています。

 

中国では誕生日にゆで卵と麺を食べます。ゆで卵は、丸くつるつるしているので、縁起がよいものとされ、円満を意味しています。麺は、長い麺を食べることで長寿になることを祈願して、「長寿麺」と呼ばれます。この長寿麺を地方によっては、なるべく切らないで食べたほうが長生きできるということで、食べている途中に

「切ったらだめ!!」

などと言われ、食べるのに大変苦労した思い出があります。

 

また、韓国には驚きの習慣があり…学生だとたいてい誕生日の夜は友達と飲み会やパーティになるのですが、それらの費用は全て誕生日を迎える人が払います。誕生日を迎える人がみんなを招待するのです。

 

韓国では、子供が生まれた、就職した、試験に受かったなどなど、いいことがあった人が宴会を主催し、お金を出すという習慣があります。

友達に

「長年勉強してた●●の資格がとれた!」

などと言うと、お祝いにご馳走してもらえるのではなく、

「よしっ!今日はあんたのおごりね」

と言われます。

 

みんなおめでたいお酒は大好きなので、人が人を呼んで、ものすごい人数になることもあります。そういう飲み会は雰囲気もよく、みなさんいつにも増して飲みますし(普通でも韓国人男性の飲みっぷりはスゴイ)、それが、一次会で終わらず、二次会、三次会と続きます。友人の中には、誕生会の費用をカードで払い、ローンで返している子もいました。そして、祝われる側の人はめちゃくちゃ飲まされます。

私は下戸なので、恐ろしくて自分の誕生日を人に告げることができませんでした…(笑)

 

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この一年が皆様にとってよい年となりますように。

祝大家在新的一年里,工作顺利,身体健康!