第106回 味にはウルサイ

中国や韓国では食堂で食事して残ったら、包んでもらって持って帰ることができます。私も食べ切れなかった時はよくそうしていました。(中国では一品の量が多いので残ることが多いです。)

日本のレストランでは衛生上の問題や規則上難しいようですが、中国韓国のこの習慣はものを無駄にしないという観点からはいいことだと思います。

 

また、中国や韓国ではたとえばしょっぱすぎる、辛すぎるなどで味付けが気に入らなければ作り直してもらえる・・・というか、そう要求する人が多いです。中国にいたときレストランで、「この料理はひどくしょっぱかったから食べられない。この分のお金は払わないよ」と言っている人を見かけました。店長とちょっと言い合いになっていたが、結局店長はお客さんに譲り、代金は受け取りませんでした。日本では警察沙汰になるに違いありませんが・・・。

 

中国にいるとき、いきつけのレストランが何軒かありましたが、味が毎回違う気がしていました。味が安定していないというか・・・、日本にいる中国人の留学生に聞いたら、中国の中華料理は日本料理のように細かく分量を量ることはあまりしないということでした。私も料理がしょっぱすぎる・・・と思うようなことはありましたが、作りなおしてくださいとか、お金は払いませんよということはやっぱり言えませんでした。

 

おととし中国福建省アモイで、アモイの友人と東北料理の店に入ったときのこと・・・

「まずっ!なにこのチャーハン、ご飯固まりすぎじゃない?」

友人は私が止めるのも聞かないで、店員に文句を付け始めました。

「このチャーハン固まってて、味がしない。食べられないよ」

「うちのチャーハンは、みんなこんなだよ。嫌なら食べるんじゃないよ」

「何ですって?じゃ、もういらないわ。」

「文句があるなら、もう来るんじゃないよ」

「話にならないわ。帰るよ!」

友達は、お金をばさっと机に置くと、まだもぐもぐやっている私を置いて、すたすた店を出て行ってしまいました。

 

中国東北地方のお米は日本と同じ種類のお米で、水分をたくさん含み粘り気があるので、チャーハンにすると固まりやすいのです。東北地方のハルビンに留学していたことのある私は抵抗なく食べましたが、タイ米を好む南方のアモイ人の彼女は、それが苦手だったようで・・・。

 

どうしても水餃子が食べたくて、東北料理の店に連れていってもらったのですが、(中華料理として有名な水餃子は東北料理であり、南方ではほとんど食べられていません。)メインを食べる前に店から追い出されてしまいました・・・。残念。