第23回 おもろい名前(韓国編)

「明日はカオリちゃんと、勉強するから、遅くなります」

と、韓国にいるときホームステイのおばさんに言ったら、おばさんは吹き出しました。

「ちょっと、カオリだってさ~」

それを聞いて、その家のおじさんも娘さんも笑い出しました。

翌日カオリちゃんにその話をすると、

「そうなのよ、私の名前、韓国語では超ブッサイクな魚の名前なの」

と、むすっとしていました。

 

韓国語で「カオリ」とはエイの一種で、食べられる魚です。たとえば日本語で「ヒラメ」ちゃんとか「ハマチ」ちゃんとか言う名前みたいなものだと思います。カオリちゃんには悪いのですが、やっぱり笑ってしまうかもしれません。

その他に日本人の名前で、韓国人が面白いと思うものを挙げると、女の子の名前では、

◆アイ 아이 子供 

◆サヨ 사요 買いますと

いう意味になります。アイちゃんの場合、「私はアイです」と言うと、「私は子供です」と言っていることになります。

 

日本人の名字の中では、

◆森(モリ)머리 あたま

◆堀(ホリ)허리 腰

◆島田(シマダ)심하다 ひどい

◆佐島(サジマ)사지마 買うな

◆羽島(ハジマ)하지마 するな

などがありますが、この名字の方はすごく困ってしまうだろうな、と思うのが下に挙げるものです。

◆関(セキ)

◆井関・伊関(イセキ)

◆関谷・関屋・関家(セキヤ)

「セキ 새끼」は本来の意味は「動物の子供」であるが、相手を罵倒するときにも使い、「畜生、くそったれ」の意味になります。「イセキ이 새끼」は、「このくそったれ」。「セキヤ 새끼야」は、「くそったれめ」。この「セキ」シリーズを男性は親しい友人同士で軽く使うときもありますが、ケンカでも大活躍する言葉で、あまりいい言葉だとはいえません。知り合いの関さんという方は名字では絶対呼ばせず、下の名前で呼ばせていました。

それから、韓国語には日本語のツ、ザ、ズ、ゼ、ゾにあたる音がないため、「カズト」「スズキ」「ツカサ」などの名前は「カジュト」「スジュキ」「チュカサ」と呼ばれます。最初は舌ったらずでかわいく聞こえて笑ってしまうのだが、友達の鈴木くんはすっかり「スジュキ」と呼ばれるのにも自分で言うのにも慣れ、日本に帰っても「スジュキといいます」と言ってしまって爆笑されていました。