第52回 饅頭は餃子

同じ言葉が、日本語と韓国語では違うものを指すことがあります。韓国では、ギョーザのことを「饅頭・만두(マンドゥ)」というので、韓国人は日本で「饅頭」食べたい、と言ったらあんこがはいった甘い和菓子が出てくることに驚きます。韓国人が「饅頭」と呼ばれる餃子を食べる機会は、日本人がギョーザを食べるのより多く、蒸したり、焼いたり、スープに入れたりして食べます。餡にキムチが入っている「キムチ饅頭」もポピュラーですね。「饅頭」は、中国から伝わってきて、昔から良く食べられていました。最近は家で作られることはあまりありませんが、食堂では人気のメニューになっています。ちなみに中国で「饅頭(mantou/マントウ)」とは、小麦粉で作った蒸したパンのようなもので、肉まんの皮のような味がします。中国東北地方では朝ごはんとして食されることが多いです。

 

韓国で「おでん」は、屋台で大人気の食べ物ですが、韓国の「おでん」とは、日本の大根やこんにゃくなどの入ったあのおでんではなく、串に刺されたさつま揚げのような魚の練り製品のみを指します。まぁ確かに、似たものは日本のおでんにも入っていますが・・・。友達に「おでん食べに行こう」と言われてついていったら、屋台の鍋にさつま揚げだけが大量に入っていて驚きました。煮込んでいるだし汁は、日本のおでんの味付けに似ています。韓国オリジナルの赤いおでんというのもあって、こちらは辛いですね。このようにちょっと形は違いますが、おでんは日本から伝わり定着したもので、発音も日本語のおでんと全く同じです。

 

もう一つ、面白かったものを挙げると、韓国人の男の子が得意そうに言った言葉で・・・

「俺、ヘルスに毎日行ってんだ~。」

その場にいた日本人の女の子全員が一瞬にしてひいていくのが分かりました。

「この人、風俗通ってるんやぁ・・・。」

と(笑)。堂々と人前で言えるのはすごいなと思いましたが、韓国では「ヘルス」とか「ヘルスクラブ」とはジムのことを指します。あの体を鍛える会員制のスポーツジムのことだったのです。これには一同爆笑。韓国人にこう言われたときは、ファッションヘルスのことではありませんので誤解しませんよう・・・。