第66回 中国の交通事情

先日、中国の福建省の友達に久しぶりに電話をしたら、彼女のだんなさんが交通事故で入院していて、毎日病院に通っているという話を聞きました。中国は交通事故が非常に多く、その死亡者数はインドに次いで世界第二位です。

中国に行かれたことのある方は、よくご存知だと思いますが、中国のドライバーは概して運転が荒いです。まず、一般道でもものすごく飛ばします。みんな何をそんなに急いでいるんだ!?と思うほど。バスもタクシーも飛ばします。特にバスではしっかりつかまっていないと、急ブレーキのときにぶっ飛ばされて怪我をします。(バスでは混んでいたら足を容赦なく踏まれます。新しい靴でもすぐぼろぼろに。)この前、タクシーに乗って、えらい飛ばしてるなあと思ってメーターを見たら、95ロでした(注:一般道です)そして、日本ではありえない車間距離。ぎりぎりでのブレーキ。更に、譲り合いの精神はありません・・・。

また、トラックはほとんどが過積載。荷物載せすぎでしょ、それ!っていうトラックばかり。トラックが潰れるんじゃないかっていうのも見るくらいです。中国人の言い訳としては「たくさん積まないと儲からないからさ~」だそうですが。

あと、驚くのが、車が凄い速さで走っていても、人がへっちゃらで横断していくこと。信号があるところが非常に少ないので、(あっても守らないけど)みんな好き放題自分の渡りたいところで渡っていますね。(渡ったらだめなところには警官がいることもありますが)車は人がいても全然スピードを緩める様子がないので、見ていて「危ないっ!」と目を覆いたくなることも度々です。

とはいっても、自分もそうしないと向こう側に渡れないような状況も多く・・・。最初は寿命が縮む思いをしながら、「どうしよ~、渡れないよ~。」と、数十分間おろおろするのですが、そのうち慣れてくると、自分めがけて突進してくるバイクや車を目で威嚇しながら、「行ける、行ける」とさっと渡れるようになります。そしてそれに慣れると、日本に帰国してからも、思わず街の真ん中の大通りを自分の好きなところで渡ろうとしてしまいます。

そんな状況だから、交通事故はとても多いのです。以前、中国に一ヶ月半ほど滞在したときには、交通事故を実に6回も目撃しました。トラックが横転して、貨物台の野菜、かぼちゃやきゅうりがそこらじゅうに飛び散っていたり、橋の真ん中で正面衝突していたり。バスの下に人が丸まって入っているのを見たときには、しばらく物が言えませんでした・・・。

中国では、へこんでいたり、傷があったりする車を見ることがよくあります。これ走れるの!?と思うような車も街中を走っていますね。事故が多いし、ちょっとした接触事故くらいなら日本のようには修理しないようです。

みなさん中国に行かれることがあったら、交通事故にはくれぐれも注意してくださいね。